コピーライターの裏ポケット

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2011年03月20日

細川美和子 2011年3月20日放送

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今、読まれているのは
  細川美和子

読むたびに、お話が変わる本があるそうです。

始まりはいつも同じなのですが、
読み進めるとだんだん
前回読んだときとは
ちがったお話が展開していき、
一度として同じ結末にはなりません。

ひどい終わり方だな、
と眉をしかめるような時もあれば、
しあわせな結末に
お腹のそこからあたたかくなって
ぽかぽかしてしまう時もあります。
かと思えば、
突然すべてがあっけなく終わってしまい、
どんな気分になればいいのか、
しばらくわからなくなる時もあります。

だからくりかえしくりかえし
何度読んでもあきないのです。

ただし、あのお話よかったな、
と思ってももう二度と
読むことはできません。

毎回毎回、かみしめて
大切に読まなければいけません。

そのお話が何度も思い出したい名作か
読む価値もなかった駄作かは
最後まで読まないとわからないものですから。

その本が
何千年前、何万年前に
書かれたかはわかりません。

退屈を嫌う神様が、
つくった本だと言われています。


出演者情報:柴草玲 http://shibakusa.kokage.cc/
タグ:細川美和子
posted by 裏ポケット at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 細川美和子 | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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